Corporate Profile 会社情報
トップメッセージTop Message
当社がガラスビーズ事業をスタートさせてから半世紀が経ちました。この間、お客様をはじめ、関係者の皆様にガラスビーズの価値を見出していただいたことに、あらためてお礼を申し上げます
さて、当社の前身であるユニオン硝子工業は1960(昭和35)年2月17日、大阪府枚方市の現在の地に設立されました。当初は飲料用、食品用、化粧品用などの瓶容器全般の製造と瓶印刷を手掛けていました。会社設立から5年後の1965(昭和40)年には、当時は高級品であったサングラスに使われる濃色板ガラスの開発に日本で初めて成功したのを皮切りに、色彩ガラスの製造を開始するなど、高度経済成長を背景に業績を順調に伸ばしていきました。
ガラスビーズとの出会いはこの頃です。オーストリアのSWAROVSKI社からガラスビーズの製造技術を導入し、1971(昭和46)年に道路の白線や横断歩道などの区画線に使われる路面標示塗料用ガラスビーズの製造を開始、以降50有余年にわたり当社を支え続け、現在も全生産量の約70%を占める主力製品です。主にガラスカレットと呼ばれるリサイクル原料を使っていることから、「一度役目を終えたガラスを球体に変えることで無限の可能性という命を吹き込んだ」と言えるかもしれません。また、路面標示用途に使っていただくことで交通安全を通じて社会貢献に繋がっているとの自負もあります。瓶容器やサングラス用の板ガラスを製造していた会社がガラスを球体にする。このことは製造技術の確立を基軸に事業革新を起こしたと言っても過言ではないと思っています。業績を順調に伸ばし続けていた最中に、先人達が次代の事業基盤の核となる技術を模索し、ガラスビーズの事業化を成し遂げてからわずか7年後の1979(昭和54)年、それまで主力製品であった瓶製造から撤退しました。容器類の多くが重くて割れやすいガラス瓶から、缶や紙パックなどに変わっていったからです。先人達の事業環境の変化を見通す力にあらためて感謝しています。
その後、ユニチカグループの一員となり、先人達の意思を受け継いだ従業員が一丸となって、ガラスビーズに特化し、取り扱うガラス組成を増やし、反射材用や各種工業用に使用されるガラスビーズの開発と製造技術の確立に力を注ぎ続け、現在は総合メーカーと言えるほど多種多様のガラスビーズ製品を世の中に送り出しています。
私たちガラスビーズ製造業を取り巻く事業環境の変化は、ますますスピードが速まるものと考えています。これからもお客様や市場の要望に応え続けることで、事業環境の変化をチャンスに変換できる会社、そして従業員とその家族が未来に夢をもてる会社を目指してまいります。
2023年4月
代表取締役社長 山田 英明
会社概要Corporate Profile
- 会社名
- ユニチカガラスビーズ株式会社
- 創 業
- 1985年1月
- 創 立
- 2005年4月
- 所在地
[本社/工場]
〒573‐0145 大阪府枚方市大峰南町10番1号
TEL:072-858-1353(代表)
TEL:072-858-1351(運送・出荷関係)
FAX:072-858-7222[大阪事務所]
〒541-8566 大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル3F
TEL:06-6281-5288
FAX:06-6281-5285- 資本金
- 9千万円
- 株 主
- ユニチカ株式会社(100%)
- 従業員数
- 73名
- 事業内容
- ガラスビーズの製造、販売
- 販売品目
-
- 路面標示塗料用ユニビーズ
- 反射用ユニビーズ
- ブラスト用ユニビーズ
- 粉砕・分散用ユニビーズ
- フィラー用ユニビーズ
- 高精度ユニビーズ
- 球状化受託加工
- 沿革
-
- 1960年
-
ユニオン硝子工業㈱創業
ガラス瓶生産、ガラスマーブル生産開始 - 1965年
-
ガラスマーブル生産停止
色板ガラス生産開始 - 1971年
-
路面標示塗料用ガラスビーズ生産開始
工業用ガラスビーズ生産開始 - 1973年
- 反射材用ガラスビーズ生産開始
- 1978年
- ユニチカグループの資本参加
- 1982年
- ガラス瓶生産、色板ガラス生産停止、ガラスビーズ生産に一本化
- 1985年
- ユニオン硝子工業㈱解散、㈱ユニオン設立(ユニチカ資本100%)
- 1987年
- 高精度ガラスビーズ生産開始
- 1990年
- 粉砕分散用低アルカリガラスビーズ生産開始
- 1993年
-
JIS R3301 路面標示塗料用ガラスビーズ 認証取得
高屈折率反射材用ガラスビーズ新工場竣工 - 2002年
- ISO9001 認証取得
- 2004年
- 工業用ガラスビーズ新工場竣工
- 2005年
-
ユニチカ㈱にガラスビーズ事業部発足
㈱ユニオンの営業部門分割、ユニチカ㈱に承継
生産子会社としてスタート - 2007年
- 中屈折率反射材用ガラスビーズ新工場竣工
- 2009年
- フィラー用ガラスビーズ生産開始
- 2014年
- フィラー用ガラスビーズ新工場竣工
- 2023年
-
ユニチカ㈱からガラスビーズ営業部門を分割承継
ユニチカガラスビーズ㈱に商号変更
理念・経営方針Our Philosophy / Management Policy
企業活動を通じて、
顧客、株主、従業員、
地域社会に貢献する
この事業理念を達成するために、以下の「品質方針」に基づいて、事業活動を進めていきます。
品質方針Quality Policy
- 1.基本方針
- 「品質はコストや納期より優先する」という価値観の下、新しい技術開発や困難な課題解決に果敢に挑み続ける。
- 2.行動指針
-
- 1)基本方針に沿った品質目標を設定し、品質マネジメントシステムに従って目標達成に努めるとともに、定期的に見直しを行い、品質とシステムの継続的改善を図る。
- 2)顧客からの信頼を得るため、提供する製品・サービスに適用される法令ならびに、顧客との取り決めや関連する社会的要求事項を遵守する。
- 3)品質方針の周知ならびに、品質コンプライアンス教育を全従業員に実施し、品質重視の社内風土を醸成する。
- 4)品質保証体制を継続的に整備し、品質の向上に努める。